AWS資格一覧|種類・難易度・選び方を初心者向けに解説

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AWSについて勉強しようとすると、

「AWS資格って何種類あるの?」

「Cloud PractitionerとSAAは何が違う?」

「ネットワークエンジニアなら、どの資格を取ればいい?」

と迷う人は多いのではないでしょうか。

AWS認定には、クラウドの基礎を扱う資格から、設計・運用・セキュリティ・開発・データ・AIなどを扱う専門的な資格まで、複数の認定があります。

しかもAWS認定は定期的に更新されます。新しい資格が追加される一方、以前存在した資格が終了することもあります。

この記事では、2026年9月時点のAWS認定を整理し、AWS初心者でも「自分はどれを選べばよいか」が分かるように解説します。

特にITジャンプでは、

ネットワークエンジニアがAWS資格を入口としてクラウドを学び、最終的にオンプレミスとAWSを接続・設計できるようになる

ことを重視します。

資格に合格して終わりではなく、実際のAWS環境を触るところまで考えていきましょう。

目次

結論|ネットワークエンジニアならまずSAAを軸に考える

先に結論から紹介します。

AWSをまったく知らず、IT自体も勉強し始めたばかりであれば、AWS Certified Cloud Practitionerから始めると理解しやすいでしょう。

一方、すでにネットワークエンジニアとして働いていて、

  • IPアドレス
  • サブネット
  • ルーティング
  • NAT
  • ファイアウォール
  • VPN

などの基礎を理解しているのであれば、最初の技術資格としてAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)を中心に考えるのがおすすめです。

SAAでは、ネットワークだけでなく、コンピューティング、ストレージ、データベース、セキュリティ、可用性、コストなどを含めてAWSアーキテクチャ全体を学びます。

AWS公式でもSAAは、AWS Well-Architected Frameworkに基づいてソリューションを設計する能力を検証する試験として位置づけられています。

ネットワークエンジニアにとって重要なのは、

「VPCの資格知識を覚える」ことではなく、「オンプレミスで持っているネットワーク知識をAWS上でどう使うのか理解する」ことです。

その入口としてSAAは非常に使いやすい資格です。

AWS資格とは

AWS資格と一般的に呼ばれているものは、正式にはAWS Certification(AWS認定)です。

AWSのクラウドやAIに関する知識・スキルを試験によって検証し、合格するとAWS認定資格が付与されます。

2026年9月時点では、AWS公式サイト上で主に次のカテゴリーが案内されています。

カテゴリー位置づけ
BusinessAIなどをビジネスで活用する判断力
FoundationalAWS・クラウド・AIの基礎
AssociateAWSを技術的に扱うコアスキル
Professional高度な設計・開発・運用
Specialty特定分野の専門知識

AWS公式ではFoundationalは事前経験不要、AssociateはクラウドまたはIT経験が推奨、Professionalは高度なAWSスキルを対象としています。

なお、上位資格を受験するために下位資格への合格が必須という制度ではありません。

AWS公式でも、すべてのAWS認定は特定の前提資格なしで取得可能とされています。

そのため、

「Cloud Practitionerを取らないとSAAを受験できない」

ということはありません。

AWS資格一覧

2026年9月時点で、新しく受験する資格として検討したい主なAWS認定を整理すると次のようになります。

※難易度はAWS公式のランクではなく、ITジャンプで「必要な知識の広さ・深さ・想定経験」をもとに整理した目安です。

分類AWS認定主な内容難易度目安
BusinessAWS Certified AI Business StrategistAI導入・投資・ガバナンス入門〜中級
FoundationalAWS Certified Cloud PractitionerAWS・クラウド全般の基礎初級
FoundationalAWS Certified AI PractitionerAI・ML・生成AIの基礎初級
AssociateAWS Certified Solutions Architect – AssociateAWSアーキテクチャ設計中級
AssociateAWS Certified Developer – AssociateAWSアプリケーション開発中級
AssociateAWS Certified CloudOps Engineer – AssociateAWS運用・監視・障害対応中級
AssociateAWS Certified Data Engineer – Associateデータ基盤・データ処理中級
AssociateAWS Certified Machine Learning Engineer – AssociateML構築・運用中級〜上級
ProfessionalAWS Certified Solutions Architect – Professional高度なAWS設計上級
ProfessionalAWS Certified DevOps Engineer – ProfessionalDevOps・自動化・運用上級
ProfessionalAWS Certified Generative AI Developer – Professional生成AIアプリケーション上級
SpecialtyAWS Certified Security – SpecialtyAWSセキュリティ上級

AWS公式の現在の認定一覧でも、Cloud Practitioner、AI Practitioner、SAA、Developer、CloudOps、Data Engineer、Machine Learning Engineerなどが案内されています。

ここから、それぞれの資格を簡単に見ていきましょう。

Business|AWS Certified AI Business Strategist

AWS Certified AI Business Strategistは、AIをどのようにビジネスへ導入するかを扱う資格です。

AIへの投資判断、ビジネスケース、ガバナンス、組織展開などが中心で、AWSサービスを実装する技術力そのものを評価する試験ではありません。

2026年9月時点ではベータ試験として提供されており、AWS公式でもコーディングやAWS実装経験は不要とされています。

そのため、ネットワークエンジニアがクラウド技術を身につける目的で最初に取得する資格ではありません。

将来的に、

  • プロジェクトマネージャー
  • ITコンサルタント
  • 技術営業
  • AI導入企画

などへ進みたい場合に検討するとよいでしょう。

Foundational|Cloud Practitioner

AWS Certified Cloud Practitioner

AWS Certified Cloud Practitionerは、AWS資格の中でも代表的な入門資格です。

AWS公式では、AWSクラウド、サービス、用語についての基礎的・高レベルな理解を検証する資格とされています。ITやクラウド経験のない人にとってもAWS認定のスタート地点として案内されています。

学習する内容は、

  • クラウドとは何か
  • AWSの代表的なサービス
  • セキュリティの基本
  • 料金・コスト
  • AWSの責任共有モデル

などです。

Cloud Practitionerがおすすめの人

AWSどころかクラウド自体が初めてという人には向いています。

特に、

「EC2とVPCの違いもまだ分からない」

「そもそもクラウドがオンプレミスと何が違うのか分からない」

という段階なら、Cloud Practitionerから始めることでAWS全体の地図を作れます。

一方、すでにインフラエンジニアとして働き、ネットワークやサーバーの基礎を理解している人は、Cloud Practitionerを資格として取得せず、内容だけ学習してSAAへ進む方法もあります。

Foundational|AI Practitioner

AWS Certified AI Practitionerは、AI、機械学習、生成AIについての基礎知識を扱う認定です。

AWS公式では、AWS上のAI/MLや生成AIを学び始める人向けのFoundational資格として位置づけられています。

Cloud Practitionerが「AWSクラウド全般」なのに対して、AI Practitionerは「AI・ML・生成AI」が中心です。

ネットワークエンジニアがクラウドネットワークを学ぶことが目的であれば優先度は高くありません。

一方、

  • Amazon Bedrock
  • 生成AI
  • AIを使った運用
  • AIサービスとのネットワーク連携

などへ領域を広げたい場合は候補になります。

Associate|Solutions Architect – Associate(SAA)

ネットワークエンジニアが最初の本格的なAWS資格を選ぶなら、まず検討したいのがAWS Certified Solutions Architect – Associate(SAA)です。

SAAでは、単一のAWSサービスを覚えるのではなく、

  • セキュリティ
  • 可用性
  • 性能
  • コスト

を考えながらAWSアーキテクチャを設計する能力が問われます。

ネットワークエンジニアとSAAの相性がよい理由

ネットワーク経験者であれば、

  • VPC
  • Subnet
  • Route Table
  • Security Group
  • Network ACL
  • NAT Gateway
  • Elastic Load Balancing
  • Site-to-Site VPN

などで、既存知識を活用できます。

例えば、

オンプレミスのサブネット
↓
AWSのSubnet

ルーティングテーブル
↓
AWS Route Table

ACL・ファイアウォール
↓
Security Group / Network ACL

NAT
↓
NAT Gateway

IPsec VPN
↓
AWS Site-to-Site VPN

のようにつなげて考えられます。

ただし、SAAはネットワーク資格ではありません。

EC2、S3、RDS、DynamoDB、Lambda、IAMなど、ネットワーク以外のAWSサービスも広く学ぶ必要があります。

ここがネットワークエンジニアにとって最初につまずきやすいポイントです。

Associate|CloudOps Engineer – Associate

AWS Certified CloudOps Engineer – Associateは、AWS環境の運用・管理に重点を置いた資格です。

以前の名称はAWS Certified SysOps Administrator – Associateでした。

現在はCloudOps Engineer – Associateとなっており、

  • モニタリング
  • ログ
  • 障害対応
  • 可用性
  • デプロイ
  • セキュリティ
  • ネットワーク
  • 性能・コスト最適化

などを扱います。

ネットワークの運用監視や障害対応を経験している人とは比較的相性のよい資格です。

たとえば、

「ネットワーク監視は経験しているので、次はAWS環境の監視や運用もできるようになりたい」

という人であれば、SAAの次の資格候補になります。

Associate|Developer – Associate

AWS Certified Developer – Associateは、AWS上でアプリケーションを開発する人向けの資格です。

アプリケーション開発、デプロイ、CI/CD、トラブルシューティングなどを扱います。

ネットワークエンジニアが最初に取得する必要性は高くありません。

ただし、

  • Python
  • Lambda
  • API
  • Infrastructure as Code
  • CI/CD
  • ネットワーク自動化

などへ広げていく場合には、AWS上のアプリケーション開発知識が役立ちます。

Associate|Data Engineer – Associate

AWS Certified Data Engineer – Associateは、AWS上でデータを収集・変換・保存・運用するデータエンジニア向け資格です。

試験では、データ取り込み、データストア、データ運用、セキュリティ・ガバナンスなどが扱われます。

ネットワークエンジニアがクラウドネットワークを学ぶ目的で優先する必要はありません。

ログ分析、データ分析基盤、セキュリティログの集約などに関わるようになってから検討すると理解しやすくなります。

Associate|Machine Learning Engineer – Associate

Machine Learning Engineer – Associateは、AWS上でMLシステムを構築・運用する人向けの資格です。

データ準備、モデル開発、デプロイ、運用・監視・セキュリティなどを扱います。

2026年9月時点では試験更新の移行期間に入っているため、受験する場合は必ずAWS公式サイトで現在利用できる試験バージョンを確認してください。AWS公式では2026年9月から更新版のベータ試験についても案内されています。

ネットワークエンジニアにとっては専門領域がかなり異なるため、AI・ML領域へ進みたい場合に選ぶ資格です。

Professional|Solutions Architect – Professional

AWS Certified Solutions Architect – Professionalは、SAAよりさらに高度なAWSアーキテクチャ設計を扱います。

複雑な要件をもとに、

  • セキュリティ
  • 可用性
  • 性能
  • コスト
  • 複数アカウント
  • 移行
  • 大規模アーキテクチャ

などを総合的に判断する力が求められます。

AWS公式でも高度なAWSクラウドソリューション設計スキルを対象とするProfessional資格として位置づけられています。

AWS初心者が最初から狙うより、

SAA
↓
AWS構築経験
↓
設計経験
↓
Solutions Architect – Professional

という順番で考える方が理解しやすいでしょう。

Professional|DevOps Engineer – Professional

AWS Certified DevOps Engineer – Professionalは、AWS環境のプロビジョニング、運用、管理、自動化などを高度なレベルで扱います。

AWS公式では、AWS環境のプロビジョニング・運用・管理について2年以上の経験が推奨されています。

ネットワークエンジニアでも、

  • Python
  • Terraform
  • CloudFormation
  • CI/CD
  • 自動化
  • クラウド運用

へスキルを広げた後であれば、候補になります。

Professional|Generative AI Developer – Professional

AWS Certified Generative AI Developer – Professionalは、Amazon Bedrockなどを利用して本番レベルの生成AIアプリケーションを構築する能力を扱う比較的新しいProfessional資格です。

RAG、ベクトルデータベース、基盤モデル、エージェント、セキュリティ、コスト、監視など広い知識が求められます。

ネットワークエンジニア向けAWS学習の最初の資格ではありません。

クラウド基盤を理解したうえで、AIアプリケーション側までスキルを広げたい人向けです。

Specialty|Security – Specialty

2026年9月時点でネットワークエンジニアとの関連性が高いSpecialty資格として注目したいのが、AWS Certified Security – Specialtyです。

AWS上の、

  • IAM
  • データ保護
  • 暗号化
  • ロギング
  • インシデント対応
  • ネットワークセキュリティ
  • セキュリティサービス

などを深く扱います。

AWS公式では、ITセキュリティ設計・実装の経験やAWSワークロードを保護した経験を持つ人を想定しています。

そのため、

SAA取得
↓
AWS環境を実際に構築
↓
AWSセキュリティを学習
↓
Security – Specialty

という順番が考えやすいでしょう。

Advanced Networking – Specialtyはどうなった?

ネットワークエンジニアでAWS資格を調べると、以前はAWS Certified Advanced Networking – Specialtyがよく紹介されていました。

しかし、この資格は終了しています。

AWS公式の資格専用ページでは、最終受験日が2026年8月25日と案内されています。すでに取得済みの資格については、取得から通常どおり3年間有効です。

つまり、2026年9月現在、新しくAdvanced Networking – Specialtyを取得することはできません。

これはネットワークエンジニアにとってかなり大きな変更です。

だからこそ今後は、

SAAなどでAWS全体を学びながら、資格とは別にAWSネットワークを実際に構築する

ことがより重要になります。

Machine Learning – Specialtyも終了している

AWS Certified Machine Learning – Specialtyも、2026年3月31日が最終受験日となりました。

現在ML分野を学ぶ場合は、Machine Learning Engineer – Associateなど、現在提供されている認定を確認する必要があります。

このようにAWS資格は追加・更新・終了があるため、古いブログ記事だけを見て学習計画を決めないことが重要です。

AWS資格の受験料

2026年9月時点のAWS公式料金では、日本円の標準受験料は次のようになっています。

試験カテゴリー受験料
Business15,000円
Foundational15,000円
Associate20,000円
Professional40,000円
Specialty40,000円

税金が別途適用される場合があります。また、AWSは為替レートなどに応じて料金を更新する場合があります。

なお、ベータ試験では通常とは異なる受験料が設定される場合があります。

受験前には必ずAWS公式サイトで最新料金を確認してください。

AWS資格の難易度はどう考える?

AWS資格の難易度は、単純に暗記量だけで決まりません。

重要なのは、

AWSをどの程度実際に触った経験があるか

です。

大まかなイメージは次のとおりです。

レベル資格例イメージ
初級Cloud Practitioner / AI Practitioner用語と全体像を理解する
中級SAA / CloudOps / Developer / Data EngineerAWSを技術的に扱う
中級〜上級Machine Learning Engineer特定技術の実装・運用
上級Solutions Architect Professional / DevOps Professional複雑なAWS環境を設計・運用する
上級Security Specialty専門領域を深く理解する

AWS公式も、FoundationalからProfessional・Specialtyまで、試験レベルに応じておおむね6か月〜2年程度以上のハンズオン経験を推奨しています。

そのため、問題集だけを暗記するより、

AWSコンソールを触る
↓
サービスを構築する
↓
失敗する
↓
ログや設定を確認する
↓
もう一度作る

という経験が非常に重要です。

初心者はどのAWS資格を選べばいい?

AWS資格は「一番簡単なものから全部順番に取る」必要はありません。

自分の現在地と目標で選びます。

IT自体が初めて

まずは、

Cloud Practitioner

から始めるとよいでしょう。

AWSだけでなく、クラウドそのものの基本を理解することを優先します。

インフラ・ネットワーク経験者でAWS未経験

まず、

Solutions Architect – Associate(SAA)

を中心に考えます。

Cloud Practitionerの学習範囲を軽く確認してからSAAへ進んでも構いません。

運用監視経験をAWSへ広げたい

SAAの後に、

CloudOps Engineer – Associate

を検討します。

CloudWatchなどを利用したAWS環境の監視・運用や、障害対応とのつながりを理解しやすくなります。

セキュリティへ進みたい

まずSAAなどでAWS全体を理解し、その後、

Security – Specialty

へ進む流れが考えやすいでしょう。

開発・自動化へ進みたい

Developer – Associate

を検討します。

ネットワーク自動化、API、Lambdaなどに興味があるネットワークエンジニアにも関連してきます。

AI・生成AIを学びたい

最初は、

AI Practitioner

から始められます。

さらに技術領域へ進む場合は、

Machine Learning Engineer – AssociateやGenerative AI Developer – Professional

といった選択肢があります。

ネットワークエンジニア向けAWS資格の学習順

ITジャンプでは、ネットワークエンジニアがAWSへ進む場合、資格を集めることよりも次の流れを重視します。

ネットワーク基礎
↓
AWSクラウドの基礎を理解する
↓
SAAを学習する
↓
VPCを自分で構築する
↓
Subnet・Route Tableを設定する
↓
Security Group・NACLを設定する
↓
NAT Gatewayを構築する
↓
Site-to-Site VPNを構築する
↓
Transit Gatewayを学ぶ
↓
オンプレミスとAWSの接続設計を考える

資格はこの学習ロードマップの一部分です。

最終目標は、

「SAAを持っています」

ではなく、

「VPC、ルーティング、セキュリティ、VPNなどを理解し、オンプレミスとAWSをどう接続するか説明できます」

と言える状態です。

ネットワーク経験がAWSで活かせる部分

ネットワークエンジニアはAWS初心者であっても、完全なゼロからではありません。

これまで学んだ知識の多くがAWSでも使えます。

オンプレミスでの知識AWSで関連する技術
IPアドレスVPC CIDR・Subnet
サブネット設計VPC / Subnet
ルーティングRoute Table
デフォルトルートRoute Table
NATNAT Gateway
ACLNetwork ACL
ファイアウォールSecurity Group / Network Firewall
IPsec VPNSite-to-Site VPN
BGPDirect Connect / VPN
ハブ&スポークTransit Gateway
DNSRoute 53
ロードバランサーALB / NLB

この「既存知識との対応」を意識すると、AWSサービスを単なる用語として暗記せずに済みます。

たとえばRoute Tableを勉強するときも、

「AWS独自の機能だから覚えよう」

ではなく、

「オンプレミスのルーティングと何が同じで、何が違うのか」

と考えることで理解が深まります。

AWS資格を取っただけでAWS案件に入れる?

AWS資格は知識を体系的に整理する手段として有効ですが、資格だけでAWS設計・構築ができるようになるわけではありません。

たとえばSAAに合格していても、

  • VPCを作ったことがない
  • Route Tableを変更したことがない
  • Security Groupを設定したことがない
  • CloudWatch Logsを確認したことがない
  • Site-to-Site VPNを構築したことがない

という状態では、実際の案件で困る可能性があります。

そのため、資格取得後には小さくてもよいのでAWS環境を自分で構築することをおすすめします。

ネットワークエンジニアであれば、最初の検証環境として、

VPC + Public/Private Subnet + Internet Gateway + NAT Gateway

あたりから始めるとよいでしょう。

その後、

Site-to-Site VPN

まで進めると、オンプレミスで学んだネットワーク知識とAWSがかなりつながってきます。

ITジャンプ内で次に学ぶAWS・クラウドネットワーク

AWS資格の勉強とあわせて、クラウドネットワークの仕組み自体も学んでおくと理解しやすくなります。

次の記事へ進んでみてください。

AWS資格の記事からこれらの実務記事へ進むことで、

資格学習 → 技術理解 → ハンズオン → 設計

という流れを作れます。

よくある質問

Cloud Practitionerを取ってからSAAを受験する必要がありますか?

必要ありません。

AWS認定には必須の前提資格はないため、Cloud Practitionerを取得していなくてもSAAを受験できます。

IT未経験者ならCloud Practitionerから、すでにインフラ・ネットワーク経験がある人ならSAAから始めるという選び方ができます。

ネットワークエンジニアに一番関係するAWS資格は?

2026年9月現在、ネットワーク専用のAdvanced Networking – Specialtyは新規受験できません。

そのため、まずSAAでAWSアーキテクチャ全体を理解し、その後はCloudOpsやSecurityなどへ進みながら、VPC、VPN、Direct Connect、Transit Gatewayなどを実際に学習する方法が現実的です。

AWS資格は全部取得した方がいい?

すべて取得する必要はありません。

AWS資格はコレクションすることが目的ではなく、自分が担当したい業務に合わせて選ぶことが重要です。

ネットワークエンジニアなら、まずクラウドアーキテクチャや運用・セキュリティとの関連性が高い資格から学ぶとよいでしょう。

AWS資格には有効期限がありますか?

AWS認定は基本的に3年ごとの更新が必要です。

認定ごとに再認定方法が設定されているため、取得後もAWS公式の案内を確認しましょう。

まとめ

AWS資格には、クラウド初心者向けのFoundationalから、高度な設計・運用を扱うProfessional、専門分野を扱うSpecialtyまで複数の種類があります。

大切なのは、資格の数ではありません。

自分が将来どの仕事をしたいのかを考えて選ぶことです。

IT初心者でAWSも初めてならCloud Practitioner。

すでにネットワークエンジニアとして働いていてAWSへスキルを広げたいなら、SAAを中心に考えるとよいでしょう。

そして資格取得後は、

VPCを作る
↓
Subnetを分ける
↓
Route Tableを設定する
↓
Security Group・NACLを設定する
↓
NAT Gatewayを使う
↓
VPNでオンプレミスと接続する
↓
Transit GatewayやDirect Connectへ広げる

という形で、実際のAWSネットワークへ進んでいきます。

AWS資格はゴールではありません。

資格でAWSの体系知識を身につけ、その知識を使って構築し、なぜその構成にするのか説明できるようになること。

そこまでできれば、オンプレミス中心のネットワークエンジニアから、クラウドを含めたネットワーク設計・構築へ仕事の幅を広げていけます。

次の記事では、

「ネットワークエンジニアにAWS資格は必要?取得するメリットを解説」

というテーマで、資格取得そのものが実務やキャリアにどこまで役立つのかを詳しく解説します。

AWSをもっと体系的に学びたい人におすすめの書籍

ここまでAWS資格の種類や選び方について解説してきました。

AWSはWeb上にも多くの学習情報がありますが、初心者の場合、

「サービスが多すぎて、何から覚えればよいのか分からない」

「資格試験の範囲を順番に勉強したい」

と感じることもあります。

そのような場合は、参考書を1冊決めて体系的に学習する方法もおすすめです。

ここでは、AWS初心者やネットワークエンジニアがAWSを学ぶときに使いやすい書籍を3冊紹介します。

※本記事にはアフィリエイトリンクが含まれています。

AWS教科書 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集 第2版

AWSを初めて勉強する人には、『AWS教科書 AWS認定クラウドプラクティショナー テキスト&問題集 第2版』が候補になります。

2026年刊行のCLF-C02対応版で、AWSの基礎解説だけでなく問題演習も収録されています。

こんな人におすすめです。

  • AWSを初めて勉強する
  • クラウド自体の知識がまだ少ない
  • Cloud Practitionerを受験したい
  • AWSの主要サービスを一通り整理したい
  • 解説を読んだ後に問題演習もしたい

AWSやクラウドが完全に初めてであれば、いきなりSAAへ進むよりも、このレベルからAWS全体のイメージをつかむと理解しやすくなります。


AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集 第2版

ネットワークエンジニアに特におすすめしたいのが、『AWS教科書 AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト テキスト&問題集 第2版』です。

2026年刊行で、現在のSAA-C03に対応しています。解説だけでなく確認問題や模擬問題も収録されています。

こんな人におすすめです。

  • ネットワーク・インフラの基礎知識がある
  • SAA取得を目指している
  • AWSの主要サービスを体系的に学びたい
  • VPCやサブネットだけでなくAWS全体を理解したい
  • 資格勉強と問題演習を1冊で進めたい

ネットワークエンジニアの場合、VPC、Subnet、Route Table、Security Group、NAT Gateway、VPNなどは既存のネットワーク知識と結び付けて理解できます。

一方でSAAでは、EC2、S3、RDS、IAM、Lambdaなどネットワーク以外のサービスも広く扱います。

「オンプレミスのネットワーク知識をAWSへ広げたい」人には、今回紹介する3冊の中でも特に相性のよい1冊です。


Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 改訂2版

資格試験だけでなく、AWSそのものの仕組みを理解したい場合は、『Amazon Web Servicesのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書 改訂2版』も選択肢になります。

2025年刊行の改訂2版で、AWSの基礎から主要サービスまでを図解を交えて学べる入門書です。

こんな人におすすめです。

  • 資格取得だけを目的にしたくない
  • AWSの仕組みを理解したい
  • 図を見ながら勉強したい
  • AWSの主要サービスを整理したい
  • SAA学習へ進む前に基礎を固めたい

AWS資格の参考書はどうしても「試験に出る内容」が中心になります。

一方、このようなAWS入門書を組み合わせると、

資格試験ではこう覚える

だけでなく、

実際のAWSではなぜこのサービスを使うのか

という理解につなげやすくなります。


どの本を選べばいい?

迷った場合は、現在のレベルで選ぶと分かりやすいです。

現在の状態おすすめ
AWSもクラウドも初めてCloud Practitioner テキスト&問題集
ネットワーク・インフラ経験があるSAA テキスト&問題集
資格よりAWSの仕組みを理解したいAWSのしくみと技術がこれ1冊でしっかりわかる教科書
Cloud Practitioner取得後SAA テキスト&問題集
SAAを目指すネットワークエンジニアSAA テキスト&問題集

参考書を何冊も購入する必要はありません。

まずは自分のレベルに合った1冊を決め、

参考書で理解する → AWSを実際に触る → 問題を解く

という流れで学習することをおすすめします。

特にネットワークエンジニアであれば、SAAの勉強と並行してVPC、Subnet、Route Table、Security Group、NAT Gatewayなどを実際に作ってみると、資格知識と実務知識がつながりやすくなります。

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