このページは、 ネットワーク初級編 「第4章:身近なネットワークサービス」の理解度を確認する章末テストです。
第21回から第26回までを復習してから、解答を見ずに挑戦してみましょう。
第4章まとめテスト|身近なネットワークサービス
DNS、DHCP、NAT・NAPT、HTTP・HTTPS、有線LAN・無線LAN、 サーバーのIPアドレスについて、全15問で理解度を確認します。 単なる用語暗記ではなく、実際の通信場面を考える問題にも挑戦しましょう。
第4章では、普段のネットワーク利用を支えている身近なサービスを学びました。 Webサイトを開くという一つの操作にも、名前解決、IPアドレスの取得、 アドレス変換、暗号化など複数の仕組みが関係しています。
このテストでは、それぞれの仕組みの役割を区別し、通信の流れの中で説明できるかを確認します。
このテストで確認すること
- DNSが名前とIPアドレスを対応付ける仕組みを説明できる
- DHCPで端末へネットワーク設定が配布される流れを説明できる
- NATとNAPTの役割の違いを説明できる
- HTTPとHTTPSの違いを説明できる
- 有線LANと無線LANを特徴に応じて使い分けられる
- サーバーにIPアドレスが必要な理由を説明できる
出題範囲を確認する
テストの進め方
- 紙やメモアプリに、問題1〜15の解答を記録します。
- 最初は記事を見ずに回答します。
- 全問回答してから「解答と解説」を開きます。
- 正解した問題を1問1点として、15点満点で採点します。
- 間違えた分野は、出題範囲の記事へ戻って復習します。
合格ラインは12問以上です。
DNS・DHCP
DNSの主な役割として、最も適切なものはどれですか。
- 端末へIPアドレスを自動的に配布する
- ドメイン名とIPアドレスを対応付ける
- 通信内容を暗号化する
- プライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスへ変換する
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DNSは、人が覚えやすいドメイン名と、機器が通信に使うIPアドレスを対応付ける仕組みです。 たとえば、ブラウザへWebサイトの名前を入力すると、端末はDNSを利用して接続先のIPアドレスを調べます。
Webサイトへ名前でアクセスするときの流れとして、正しい順番はどれですか。
② ブラウザへドメイン名を入力する
③ 取得したIPアドレスのWebサーバーへ接続する
④ DNSサーバーへ名前解決を問い合わせる
- ② → ④ → ① → ③
- ② → ① → ④ → ③
- ④ → ② → ③ → ①
- ① → ② → ④ → ③
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ドメイン名を入力した後、端末はDNSサーバーへ問い合わせます。 DNSサーバーからIPアドレスを受け取ると、そのIPアドレスを使ってWebサーバーへ接続します。
DHCPでIPアドレスを取得するときの基本的な流れを、正しい順番に並べてください。
- DHCPDISCOVER → DHCPOFFER → DHCPREQUEST → DHCPACK
- DHCPOFFER → DHCPDISCOVER → DHCPACK → DHCPREQUEST
- DHCPREQUEST → DHCPACK → DHCPDISCOVER → DHCPOFFER
- DHCPDISCOVER → DHCPREQUEST → DHCPOFFER → DHCPACK
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- DHCPDISCOVER:端末がDHCPサーバーを探す
- DHCPOFFER:DHCPサーバーが設定候補を提示する
- DHCPREQUEST:端末が提示された設定を要求する
- DHCPACK:DHCPサーバーが利用を承認する
頭文字を取って「DORA」と覚える方法があります。
一般的なDHCPサーバーが端末へ配布できる情報を、すべて選んでください。
- IPアドレス
- サブネットマスク
- デフォルトゲートウェイ
- DNSサーバーのIPアドレス
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DHCPはIPアドレスだけでなく、通信に必要な複数の設定情報を端末へ配布できます。 これにより、利用者が端末ごとに手動設定する作業を減らせます。
新しいパソコンを社内LANへ接続しましたが、IPアドレスなどが自動設定されません。最初に疑うべき仕組みはどれですか。
- DNS
- DHCP
- HTTPS
- NAPT
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IPアドレスやデフォルトゲートウェイなどが自動設定されない場合、 DHCPサーバーへ到達できない、DHCPサービスが停止している、配布可能なアドレスがない、といった可能性を考えます。
NAT・NAPT・HTTP・HTTPS
NATとNAPTの違いとして、最も適切な説明はどれですか。
- NATは名前を変換し、NAPTはIPアドレスを配布する
- NATは主にIPアドレスを変換し、NAPTはIPアドレスとポート番号を組み合わせて変換する
- NATは無線通信専用で、NAPTは有線通信専用である
- NATは通信を暗号化し、NAPTは復号する
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NATはIPアドレスを変換する技術の総称です。 NAPTはIPアドレスに加えてポート番号も利用し、複数の端末が一つのグローバルIPアドレスを共有できるようにします。
次のNAPT変換表から分かることとして、正しいものはどれですか。
- 2台の端末は異なるグローバルIPアドレスを利用している
- 2台の端末はポート番号で区別され、同じグローバルIPアドレスを共有している
- 2台の端末は同じプライベートIPアドレスを利用している
- ポート番号は変換に使われていない
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変換後のIPアドレスはどちらも203.0.113.10ですが、ポート番号が40001と40002に分かれています。 ルーターはこの対応関係を使い、戻ってきた通信を正しい端末へ届けます。
HTTPとHTTPSの違いとして、最も適切なものはどれですか。
- HTTPSでは、HTTPによるWeb通信をTLSによって保護する
- HTTPはWeb通信に使われず、メール送信だけに使われる
- HTTPSを使うと、サーバーにIPアドレスが不要になる
- HTTPは無線LAN専用で、HTTPSは有線LAN専用である
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HTTPSは、HTTPによる通信をTLSで保護する仕組みです。 通信内容の暗号化や、通信相手を確認するための証明書が利用されます。
HTTPとHTTPSで一般的に使われるポート番号の組み合わせはどれですか。
- HTTP:21 / HTTPS:22
- HTTP:25 / HTTPS:53
- HTTP:80 / HTTPS:443
- HTTP:110 / HTTPS:143
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HTTPではTCPポート80、HTTPSではTCPポート443が一般的に使われます。 ポート番号は、サーバー上のどのサービスへ通信を届けるかを識別するために使われます。
HTTPSについて正しい説明はどれですか。
- HTTPSなら、そのWebサイトの内容が必ず安全である
- HTTPSは通信経路を保護するが、Webサイトの内容そのものが安全とは限らない
- HTTPSを使うとDNS問い合わせが不要になる
- HTTPSではIPアドレスを使わずに通信する
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HTTPSは主に通信経路を暗号化し、通信相手を確認するための仕組みです。 ただし、HTTPSを利用していることだけで、サイト内の情報やサービスが必ず信頼できるとは判断できません。
有線LAN・無線LAN・サーバー
有線LANと無線LANの特徴として、正しい組み合わせはどれですか。
- 有線LANは移動しやすく、無線LANはケーブルが必要である
- 有線LANは一般に安定しやすく、無線LANは端末を移動させやすい
- 有線LANは電波干渉を受けやすく、無線LANは受けない
- 有線LANと無線LANには、接続方法以外の違いはない
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有線LANはケーブルで接続するため、一般に安定性や速度を確保しやすい特徴があります。 無線LANはケーブルなしで接続でき、端末を移動しながら利用しやすいことが利点です。
スマートフォンに「Wi-Fi接続済み」と表示されていますが、Webサイトを開けません。この状況から分かることはどれですか。
- スマートフォンと無線アクセスポイント間の接続はできている可能性がある
- インターネット回線まで必ず正常である
- DNS、ルーター、回線、Webサーバーには問題がない
- HTTPSだけが必ず故障している
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Wi-Fiへ接続できていても、その先のルーター、DNS、インターネット回線、接続先サーバーなどに問題があればWebサイトは開けません。 「Wi-Fi接続」と「インターネット接続」は分けて考える必要があります。
サーバーにもIPアドレスが必要な主な理由はどれですか。
- サーバーの画面を明るくするため
- クライアントが通信相手としてサーバーを識別し、データを届けるため
- LANケーブルを使わずに電源を供給するため
- すべてのサーバーを同じ機器として扱うため
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クライアントがWebサーバーやDNSサーバーなどへ通信するには、宛先を識別する情報が必要です。 IPアドレスは、ネットワーク上で通信相手を指定し、データを届けるために使われます。
総合問題
新しいパソコンをネットワークへ接続し、HTTPSのWebサイトを開くまでの流れとして、最も適切な順番はどれですか。
② DHCPで端末のネットワーク設定を取得する
③ Webサーバーと通信し、HTTPSでページを要求する
④ 必要に応じてルーターでNAPT変換され、インターネットへ送信される
- ② → ① → ③ → ④
- ② → ① → ④ → ③
- ① → ② → ④ → ③
- ④ → ③ → ② → ①
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- DHCPでIPアドレス、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーなどの設定を取得する
- DNSでWebサーバーのIPアドレスを調べる
- 外部通信では、必要に応じてルーターでNAPT変換される
- 取得した宛先へ接続し、HTTPSでWebページを要求する
実際の通信にはARP、TCP、TLSなども関係しますが、ここでは第4章で学んだサービスの関係を整理しています。
パソコンには正常なIPアドレスが設定されています。WebサーバーへIPアドレスを直接指定すると接続できますが、ドメイン名では接続できません。原因として最も可能性が高いものはどれですか。
- DNSによる名前解決の問題
- パソコンのLANケーブルが抜けている
- WebサーバーにIPアドレスが設定されていない
- パソコンがネットワークへ接続されていない
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IPアドレスを直接指定すると接続できるため、端末からWebサーバーまでの基本的な通信経路は利用できています。 一方、名前指定だけ失敗しているため、ドメイン名をIPアドレスへ変換するDNSの問題が疑われます。
障害切り分けでは、何ができて、何ができないかを比較することで原因候補を絞ります。
採点結果を確認する
1問1点、15点満点で採点してください。初級編の章末テストでは、 12点以上を合格の目安とします。
| 問題 | 正解 | 主な確認分野 |
|---|---|---|
| 1 | B | DNSの役割 |
| 2 | A | 名前解決の流れ |
| 3 | A | DHCP DORA |
| 4 | A・B・C・D | DHCPの配布情報 |
| 5 | B | DHCP障害の判断 |
| 6 | B | NATとNAPTの違い |
| 7 | B | NAPT変換表 |
| 8 | A | HTTPSの仕組み |
| 9 | C | HTTP・HTTPSのポート番号 |
| 10 | B | HTTPSの保護範囲 |
| 11 | B | 有線LAN・無線LANの特徴 |
| 12 | A | Wi-Fiとインターネットの違い |
| 13 | B | サーバーのIPアドレス |
| 14 | B | Webアクセスの総合的な流れ |
| 15 | A | DNS障害の切り分け |
間違えた問題から復習する
自分の言葉で説明する課題
選択問題に正解するだけでなく、仕組みを自分の言葉で説明できるか確認しましょう。 次の2問は採点対象外です。
DNSとDHCPの違いを、ネットワークを初めて学ぶ人へ説明してください。
DHCPは_______________________。
説明例を見る
DNSは、Webサイトなどの名前を通信先のIPアドレスへ対応付ける仕組みです。 DHCPは、パソコンやスマートフォンへIPアドレス、サブネットマスク、 デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーなどの設定を自動配布する仕組みです。
自宅の複数端末が、一つのインターネット回線を使ってWebサイトへ接続できる流れを説明してください。
説明例を見る
パソコンやスマートフォンは、DHCPで取得したプライベートIPアドレスを使って家庭内ネットワークへ接続します。 Webサイトの名前はDNSでIPアドレスへ変換され、外部へ送る通信はルーターでNAPT変換されます。 ルーターはポート番号を使って通信を区別するため、複数の端末が一つのグローバルIPアドレスを共有できます。 HTTPSのWebサイトでは、Webサーバーとの通信内容がTLSによって保護されます。
第4章のまとめ
- DNS:ドメイン名とIPアドレスを対応付ける
- DHCP:端末へIPアドレスなどの設定を自動配布する
- NAT・NAPT:IPアドレスやポート番号を変換し、外部通信を可能にする
- HTTP・HTTPS:Web通信のルールであり、HTTPSはTLSで通信を保護する
- 有線LAN・無線LAN:安定性や移動性などの特徴を考えて使い分ける
- サーバーのIPアドレス:クライアントが通信先を識別してデータを届けるために必要
第4章の重要なポイントは、それぞれのサービスを単独で覚えるのではなく、 Webサイトへ接続する一連の通信の中で役割を説明できるようになることです。

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